
湧き水が育む、ほろ苦い山の贈り物奥阿賀の珍味 鹿瀬のメダカ

五泉市村松で出合ったメダカの食文化。
山間の棚田を使って新たな鹿瀬名物に。

先祖から受け継いだ35町歩の山
その豊かな自然を生かして、メダカを養殖しています。
高校時代にイワナ釣りにはまり、それ以来、渓流や深海釣り、磯釣りなどを楽しみながら、魚と共に人生を歩んできました。父から受け継いだ平瀬(びょうぜ)地区の山林は35町歩(約35ha)あり、そこの減反によって使われなくなった棚田を使ってニシキゴイの養殖を行い、全国の品評会で優勝したこともあります。
60歳を過ぎた時にその養殖池を使ってメダカを育て始め、「鹿瀬のメダカ」という全国的にも珍しいメダカ煮を製造販売しています。
うるめっこ組合 代表 波田野博
珍味

山間の湧き水で育つ緋メダカを
20年以上継ぎ足し続けるタレで煮込む
山の恵みで育てる
湧き水を引き込んだ養殖池
平瀬地区の山間に残るかつての棚田をアスファルトシートで固めた養殖池には、山の恵みである湧き水を利用しています。バクテリアを利用して水質を整えることで、くさみのないメダカが育ちます。年間を通してメダカ煮を作れるように、複数の池を使い、孵化させる時期をずらしてメダカを育てています。

江戸時代の食文化
村松藩で愛された冬の保存食
全国的にも珍しいメダカ煮は、五泉市村松地区で江戸時代から親しまれていたと言われており、水田に泳ぐメダカを集め、塩を使って煮込み、保存食として活用していたそうです。うるめっこ組合のメダカは、組合長・波田野博さんが村松地区で分けてもらった緋メダカを独自に養殖したところから始まりました。

魅力的な歯ごたえ
煮込みと乾燥を繰り返す
大きな網を使って養殖池から捕ったメダカは、その日の夜に煮上げます。濃い口しょうゆを使って煮た後に、扇風機を使って乾燥。その後もう一度鍋で煮て乾燥をした後に瓶詰めをします。2回に分けて煮るのは形を崩さないためで、濃いしょうゆ味で仕上げられたメダカ煮は、身や骨の食感も楽しめます。

お酒やごはんのお共に
しょうゆの塩味と、ほろ苦さ
メダカ煮のおすすめの食べ方は、さっぱりとした大根おろしと合わせ、お酒のつまみにすること。泥臭さはなく、メダカ独特のほろ苦さや、20年以上継ぎ足し続けているというタレの深みが余韻を感じさせます。濃い味付けのメダカ煮は、炊き立ての白米はもちろん、お茶漬けにもよく合います。


奥阿賀の珍味 鹿瀬のメダカ
- 内容量
- 45g
- 販売価格
- 800円(税別)
- 販売期間
- 通年(賞味期限:6ヵ月)
新潟直送計画のECサイトでご購入いただけます。
鹿瀬地区の温泉旅館、温泉施設、阿賀の里、津川の野菜直売所等で販売しております。
生産者情報
INTRODUCTIONアクセス
- 所在地
- 大きな地図で見る
